貧乏ヴィーガン食生活、試してみる(30日目)

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 ヴィーガン食生活を初めて30日が立ちました。
 はっきり言って食生活を変えた前後で、すべてにおいて大して変わっていないような気がします、まだしばらくはヴィーガン食生活は続けますので、途中経過を記録しておきます。
10日目はこちら

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身体的な変化

 体重、血圧、体温を計測していましたが、全く変化がありませんでした。体重に関しては元々なにをしても大して変化がなかったので、ある意味予想通りでした。

肌に関して

 顔の肌は綺麗になったような気がしますが、体の他の部分が荒れるようになったのでよくなったとも悪くなったとも言えません。季節的な要因も大いに含まれていると思うのでなんともいえないのがつらいところです。

 体調が悪いときはピアノが下手になるため、ベンチマークとしてピアノを使っていたのですが、やはりほとんど変化はありませんでした。

便が固くなった

 便が固くなった気がします(便秘がちというわけではありません)。これが食生活を変えたことで一番実感できた変化でした。ちょっと意外な気がしますが、どうやら動物性脂質を摂らないことで便が固くなることがあるようです。

性格的な変化

こちらも全くと言っていいほど変化がありません。しいて言えば全体的にやる気がなくなったような気がしないでもないですが、これは他の要因が大きいような気がします。

 肉を多く食べる人はアグレッシブな性格であり、ヴィーガン食はその反対なので、もしかしたらその傾向が表れているのかもしれません。もう少し様子を見ます。

栄養的な話

 タンパク質に関しては10日目のときに書きましたが、当然それ以外にもヴィーガン食になったことで摂取量が大きく変わると思われる栄養素はあります。今回は脂肪酸と趙寧細菌叢のことが気になったので書いておきます。

脂肪酸

 油の主成分は脂肪酸と呼ばれる物質で、大きく分けて不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸があります。固形であるバターなどには飽和脂肪酸が多く含まれており、液体の調理油などは不飽和脂肪酸のほうが多く含まれています。また、不飽和脂肪酸の中にもオメガ3、オメガ6、オメガ9などの区分に分けることができます。

 肉食から草食に切り替えるとこれらのバランスが変わるため、健康に良し悪しを問わず影響が現れるはずです。私の場合は元々健康に難があったわけではないので、草食に切り替えたことによる悪影響の方が出やすいかも知れません。

腸内細菌叢

 腸内細菌叢(ちょないさいきんそう)または腸内フローラとは、腸の中にどんな大腸菌がどのくらいの割合住んでいるのかという環境のことです。

 肉を多く食べている人は野菜を多く食べている人では腸内細菌叢は大きく異なります。腸内細菌叢は健康だけではなく性格にも関わっているという説があるため、何か考え方が変わるんじゃないかと思っていましたが、目に見える変化はまだありません。

 腸内細菌叢は二週間程度で変わると言っている人もいれば三カ月程度かかると言っている人もいるので、もうしばらく様子を見ることにします。

豆腐料理に関して

 豆腐を肉の代用として使うことができるという情報がいくつか見られました。豆腐を凍らせて水切りをしてフライパンで焼くと肉のような食感になる、というものです。しかし、どうもこつがいるみたいでうまくできていません。水分が抜け切れていないせいなのかぷよぷよした食感になってしまい、豆腐味の非常に柔らかい脂身という雰囲気の食べ物になってしまいます。

 鉄のフライパンを使っていると、油を吸ってしまってフライパンにくっついてしまいます。そうすると豆腐の表面だけが剥がれてしまいました。剥がれた豆腐の皮をカリカリしておいしいと言えばおいしいのですが、あまり肉っぽいとは思いませんでした。高野豆腐でも同様です。

 というわけで仮にフライパンにくっつかずに綺麗に焼けたとしても肉の代用になる感じはしません。そもそも豆腐っぽい味はどうやっても残るので肉の代用とは考えない方がよさそうです。今のところは豆腐をそのまま食べるか、水切りをして軽く炒めるかのどちらかしかしていないので、新しい調理法ほ試してみようと思います。

さいごに

 ヴィーガン食を続けること自体は、自分にとっては全く苦ではないということがこの一カ月でわかりました。肉を食べたいという欲求も皆無です。ただ、安く抑えようとすると豆腐に頼るしかないので長期間続けると栄養が偏ることによる健康被害が出るんじゃないかと思います。なんとかして安くバランスよく過ごせる食料ローテーションを見つけたいと思います。

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