シゾイドパーソナリティ障害とは

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シゾイドパーソナリティ障害はパーソナリティ障害の一つです。
スキゾイドパーソナリティ障害、統合失調質パーソナリティ障害とも呼ばれます。ただし、統合失調症とは全く異なる症状です。

また、2020年ごろには診断基準が新しいものに変わり、シゾイドパーソナリティ障害という病名はなくなる予定です。

特徴

対人接触を求めない

シゾイドパーソナリティ障害の方は対人との接触を求めず、孤独を好みます。
自分の思考に侵入されることを拒み、自分の独立性を保とうとしています。現実の人間や物質と接触するよりも、自分の空想の世界で完結することを望んでいます。

欲が乏しい

金銭欲や出世欲がなく、質素な生活を好みます。
楽しいことを積極的にしたいと思うこともなく、世捨て人になりたいとすら思います。
性欲はあるにもかかわらず、恋人を作りたいと思ったり、結婚したいと思うことはありません。

感情が淡泊

シゾイドパーソナリティ障害の方は感情が薄く、表情にもあまり出しません。
これは決して感情がないわけではなく、強すぎる感情に不快感を覚えるために常に平坦な感情をしています。
周囲の感情にも敏感であり、周囲から思われるより打たれ弱いところがあります。

また生真面目な性格であり、嘘をつくことや他人を攻撃することはあまりありません。

診断基準

以下の7つのうち、4つ以上を満たすとシゾイドパーソナリティ障害と診断されます。

  • 家族を含め、親密な関係を求める欲求がない、または親密な関係を楽しまない
  • 一人での活動を強く好む
  • 他者との性的活動に対する興味がほとんどない
  • 楽しいと思える活動がほとんどない
  • 親しい友人や相談できる相手がいない
  • 他者からの称賛や批判に対して無関心
  • 感情に起伏がない

分類

妄想性、統合失調型と同じく奇異型のパーソナリティ障害に分類されます。

また、2020年ごろには診断基準が新しいものに変わり、シゾイドパーソナリティ障害という病名はなくなる予定です。
広汎性発達障害と診断されたり、回避性パーソナリティ障害と分類されることが多くなると思います。

割合

人口の7.5%程度に発症していると推測されます。
男性が女性より2倍程度多いとされます。

原因

パーソナリティ障害は複合的な要因から形成されており、そのうちの一つが幼少期に自己愛が傷ついたためと考えられています。

子供の頃に親に自分の行動を否定されたり、あるいは過干渉により自分の意思表示を捨てた人に多く見られます。 子供の頃に傷ついた自己愛を、他者との接触を避けることで守っています。

また、遺伝的な要因も多いと言われていて、広汎性発達障害との共通点もみられます。

接し方

シゾイドパーソナリティ障害の方に対しては、プライベートなことに踏み込みすぎると大きなストレスを与えてしまいます。

質問に対して正直に答えてくれるため、心を開いていると勘違いしてしまうかもしれませんが、彼らは自分の領域を侵犯されていると感じてしまいます。つかず離れずの距離感で接して安心感を与えることを心がけるとよいでしょう。

彼らとある程度親密になれて、さらに親密度を深めたいと思っても、彼らはそれ以上侵入されることを拒むかもしれません。そのため、あなたとの関係をリセットしたいと思ってしまうかもしれません。

治し方

シゾイドパーソナリティ障害の方は日常で困っていること感じることが少ないため、他のパーソナリティ障害に比べて診察に行くケースが少ないです。また、周囲に大きな迷惑を与えることも少ないため、周囲から治療を促されることもそれほどありません。

治すというより長所を生かす考え方をした方が望ましいでしょう。無理に社交的にふるまおうとするよりも趣味や考え方が合う少数の人間と付き合いを深めるべきです。

ただし、重症の場合には他人と関わるだけで精神と肉体の両方にストレスを受けるため、専門医から精神療法を受ける必要があります。

さいごに

シゾイドパーソナリティの傾向を持つ方は近年増加しているように思います。女性の社会進出に伴う働き方の変化により、子供の育ち方は大きく変わりました。
また、インターネットの発達により人との直接的な接触も減っています。 発達障害や大人の愛着障害の増加とも大きな関係があるでしょう。

シゾイドパーソナリティの方の増加は大きな社会現象の一つであり、愛着や肉体的接触の重要性が見直されつつあります。個人的には10年後くらいに社会の流れが変わるのではないかと思っています。みなさんも周囲の方とのかかわり方を見直してはいかがでしょうか?

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